Q7.味噌汁や筑前煮の青味はいつ入れますか?
火から下ろす直前に加えて、ひと煮立ちさせます。
Q8.味噌汁や和え物の野菜が、煮えすぎるということはありませんか?
その素材が1番おいしく煮える頃合いがありますから、味噌汁も煮物も、煮立ってよい香りがしてきたら火を弱め、やわらかな良い香りを楽しみながら、ほどよいかたさに煮ることが大切です。
Q9.上にのせるかたい野菜もやわらかくなりますか?
重ね煮では、熱の対流を鍋の中で起こしていく調理法です。対流をうまく利用することによって、すべての食材を均等にやわらかくすることができます。以下、参考書からの抜粋です。
たとえば、水っぽいナスと、かたいニンジンでは、火の通り方が違います。食材の温度の上がり方が違うのです。でも、下にナス、上にニンジンを重ねて水を少量加え、野菜が水で浮き上がらないようにして加熱すると、温度の上がり方が均等になり、鍋の中で純分に熱の対流を起こすことができます。ひとつの野菜だけが煮えないという事がなく、どの材料も均等に調理されていくので、ふっくらと優しい味に煮えるのです。ゴボウのような水分の少ないものでも充分にやわらかくなります。